手書きの目録が表書きされた封筒には目録の資料が添えられていた(総会参加者全員に配付された=2002年、平成14年7月13日)。
左上に「高専・技科大にかける(た)夢」とあるのは、技科大を退職した後、標榜した工学技術教育改革が頓挫して久しい中、かつての教え子達である高専卒業生から記念講演の声がかかったのを期に「高専・技科大」における工学技術教育に再び夢をかけたいという気持ちの表れであった。かつて一度はこのまま、その思いを墓場まで持って行きたいと考えていたが、できることなら今ふたたび「夢をかけたいんです」と、その意味を熱く語った。
その記念講演から早10年。奇しくも今年、高専は創設から50年目を迎える。